日常は分厚くて すばらしい
鳥籠から飛びさって その声が われらの空をつくるとき 救命ボートをうち砕いて その影が われらの地平線をつくるとき わたしの渇きは正午のなかにある
幻を見る人/田村隆一
「四千の日と夜」(昭和31)所収
(ginzunaから)